後日談

後日談という音源が出来た。
メディアはCD-Rだし、盤面には何の印刷も無い、解りやすく言えば、ただのデモ音源だ。
それでもこの音源が出来るまでには、俺たちなりのドラマがあり、それを後押ししてくれた人達の想いがある。

情けない話ではあるが、俺たちだけでは成し得なかったであろう事だ。

黄昏シェパードという曲を気に入ってくれて、レコーディングを勧めてくれるアンディーさんがいなかったら、この音源は無い。
続くガムシロ、ホステスのリンダという曲に関してはカレンダーカフェ鉄平さんの力がデカイ。

ガムシロは、間奏が少しワチャワチャしていて幼い印象だった。
そのまま曲として完成と呼ぶには俺の中でどうしても腑に落ちない部分があって、何か気の利いた間奏を付けてくれとお願いした。
ホステスのリンダは、元々全然違う曲だった。
いつぞやのカレンダーカフェにて、鉄平さんがポロポロとギターを弾きながら現状のサビを歌い出した時、この曲にはこのサビしかないと思った。
俺が作ったサビは、その時点で天に召された。アーメン。

だから兎に角、今回の、この2曲に関しては、作詞作曲はwonderwander&セイノテッペイなのだ。
歌詞だって、最初はリンダというホステスが不幸に染まっていく過程だけを描いたものだったが、現行のサビが出来て、ようやく光明のようなものを差し込むことが出来た。
リンダも救われた。と思う。
本当に感謝だ。

先日、原宿ストロボカフェでのライブでは一枚も売れなかったこの音源だが、それでも今の俺たちの全てだ。

あの日の出演者も、必死にやっているのだろうし、あれはあれで正しいのだと思う。

だから否定もしないし、ただ、俺は1ミリも良いとは思わなかったから讃美もしない。

それと同じで良くないライブをすれば、音源は売れない。
だから、あの日の会場の評価は、あれはあれで受け止めなくてはいかん。
どんなに良い音源を作っても、誰かが手に取ってくれなければ価値なんて無いようなもんだ。
俺たちは、あの日の客の価値観を覆す事が出来なかった。
それだけだ。

誤解を恐れずに言えば、今回は売るために音源を作った。

その為には最高なライブをしなければいけない。

土曜日の夜、梯子というバンドのライブが素晴らしすぎて、そんな真面目な事を考えちまった。

6月6日、松井との共同企画。

全員、叩きのめす。

日吉で会おう。