腹立たしい寒暖差

薬のおかげなのか、ただの偶然か、要因は定かではないが、鳩尾の少し下辺りの鈍痛も無く極自然に目覚めた朝。

その数時間前に寒さのあまり身体全体を包むように巻き付けた羽毛布団が見事にはだけていた。

平日の朝には無いちょっとした清々しさを噛み締めつつ、煙草を咥え浴槽にお湯を溜めながら月末のライブのセットリストを考える。

 

そんな金曜日の朝、徒歩圏内の距離を態々電車に乗り込みスタジオへ向かう。

いつもよりほんの少しだけピリッとした空気で、あれやこれやと組み上がって間もない曲順を変えてみたり、新しい素材を捻り出したりしていたらあっという間に終了時刻になっていた。

その後、全国展開甚だしいカフェにてミーティング。

現状、我々が取り急ぎ形にしたいイメージを共有するための大事な話し合い。

その時間の殆どが「健康」についてのディスカッションであったわけだが、色々と中身のある話もちゃんと出来た。

 

2時間ほどの話し合いを経て、益子平と別れ、その夜は三軒茶屋にて晩餐。

油の多い食材は止められているので序盤は柔らかく煮込んだ大根、人参などを咀嚼していたが、酒が進むにつれ、気が付けばとてもナチュラルに油の滴る鶏肉を普段は不平不満や罵詈雑言を展開するためだけに存在する我が口に放り込んでいた。

やはり肉が好きだ。

肉を食べると幸せを感じる。

食物連鎖の頂点にいる我々は、牛や豚や鳥etc…に対する感謝と敬意を忘れてはならない。

 

昼間の暖かさに油断し、パーカーしか着てこなかった自分を呪い、猛烈な寒さと後悔に身を震わせながら帰路に着く。

 

明けて本日は、朝から洗濯をして、ピーカンの空の下を闊歩。散歩。

ただ歩くだけ、という行為があまり得意ではない俺だが、本日も例に漏れず10分程で帰宅。

皺を伸ばしながら洗濯物を干して、昨夜の反省を踏まえながら服を選び、出掛ける準備をする。

愛するショーグン様とランチの約束をしていたので、徒歩30分の距離を早足で進む。

俺は目的があれば歩くのも億劫ではない。

必要以上の厚着故、覚悟はしていたがやはり暑い。

 

この季節は本当にイライラする。